山の基本情報

燕岳登山に関する各種情報(登山口・駐車場・温泉など)まとめ

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燕岳

燕岳は、歩きやすい登山道に要所要所の休憩ポイント、山小屋から見える燕岳の美しい山容など、初めての北アルプス登山におすすめ。

ただ、登山に関連した情報はあちらこちらに分散しており、いざ登ろうと思っても計画を立てる際に手間がかかることが多い。

そこで燕岳に関連する様々な情報をできるだけ網羅できるように実体験をもとに各種情報をまとめてみた。

基本情報

  • 名称:燕岳(つばくろだけ)
  • 標高:2,762.85m
  • 所在地:長野県大町市、安曇野市
  • 山系:飛騨山脈(常念山脈)
  • 名前の由来:春の雪形がツバメに似ているからと言われている

一般的なルート

燕岳へ登るルートは幾つかあるが、燕岳だけに登る場合は中房温泉の登山口を起点とした登山道を歩くのが一般的。

コースタイムは中房温泉から燕山荘まで約4時間で、燕山荘から燕岳山頂までは片道30分ほど。

道に迷う可能性はかなり低いルートではあるが、登山の際は登る山の地図は必ず用意しておいた方がいいと思う。

登山口

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燕岳への登山は中房温泉が起点となる。

中房温泉の前には「燕岳登山口」の看板があり、ここがスタート地点であることが分かる。

中房温泉の手前に登山届を提出するための小さな小屋があるので、オンラインで登山届を出していない人はここで記入して提出しておこう。

休憩ポイント

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第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋と休憩場所には事欠かない。

それぞれ30分〜1時間くらいの間隔に休憩ポイントがあるため、体力に自信のない人でも休憩しながらゆっくり登ることができる。

トイレ

トイレはスタート地点の中房温泉と合戦小屋の2箇所のみ。

合戦小屋まではコースタイムで約3時間ほど。

危険箇所

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燕岳への登山道はこれといった危険箇所はなく、非常に整備されて歩きやすい。

強いて挙げるなら、合戦小屋から燕山荘までの北アルプス3大急登「合戦尾根」になるが、はっきり言って名前負けしていると思う。合戦尾根まで難なくたどり着いた方であれば、最後の急登(と呼ばれている区間)はただの登山道にしか感じられないはずだ。

 

山頂付近の山小屋の情報

燕岳の山頂から近い山小屋は燕山荘(えんざんそう)のみで、燕岳登山の際に利用する山小屋・テント場は基本的にここ一択。

表銀座縦走の際などは、ここからさらに先の大天荘という燕山荘グループの山小屋まで足を進める登山者も多い。

燕山荘(えんざんそう)

燕山荘

燕岳の山頂まで片道30分弱の場所に位置する山小屋で、燕岳登山の際にもっとも利用されることの多い山小屋。

泊まって良かった山小屋、泊まってみたい山小屋の全国1位に選ばれるホスピタリティの高いホテルのような山小屋で非常に人気が高い。

  • 公式サイト:http://www.enzanso.co.jp/enzanso
  • 宿泊は一般室で1泊2食付きで大人10,000円
  • 素泊まりは大人6,400円
  • 個室は繁忙期は大人14,500円でその他は12,500円

宿泊に関する詳しい情報は燕山荘の「ご宿泊のご案内」まで。

テント場について

燕岳のテント場

燕山荘のテント場は山小屋の大きさの割に結構狭く、混雑時は非常に窮屈であるばかりか場合によっては設営できない場合もある。

約30張程度のスペースしかないため、混雑が予想される週末や夏場などは、場所の確保のためにもできるだけ早い出発を心がけよう。

また、テント設営の際は、後続の登山者のことを考えて、スペースを無駄遣いせず効率的にテントを張るように気をつけよう。

  • 料金:700円(1名当り)
  • 広さ:約30張
  • 予約:なし
  • トイレ:テント場専用トイレあり(時期によって山小屋のトイレを使用)
  • 水:有料(1リットル200円)

 

温泉

下山後の温泉は登山口にある中房温泉か、少し車を走らせた先にある有明荘のとちらかになる。

マイカーでの登山であればどちらの利用も可能だが、公共交通機関などを利用した移動の方は中房温泉を利用するのが現実的だろう。

どちらも日帰り温泉だけでなく宿泊も可能であるため、前泊してからの登山や下山後1泊してから帰るといった余裕をもった計画を立てることも可能だ。

中房温泉

  • 住所:長野県安曇野市穂高有明7226
  • 公式サイト:http://www.nakabusa.com/
  • 日帰り専用露天風呂「湯原の湯」:1人700円
  • 入浴時間:9:30〜16:00
  • 宿泊料金:8,800円〜(1室2名以上の利用による1名当りの料金)

日帰り用の露天風呂ということもあって、割と狭い温泉ではあるものの、開放的で周囲の景色も素晴らしいため、天気が良く空いているようであれば下山後すぐに入浴できる中房温泉は魅力的だ。

 

有明荘

  • 住所:長野県安曇野市穂高有明 穂高有明中房
  • 公式サイト:http://www.enzanso.co.jp/ariakeso
  • 日帰り温泉(露天風呂・内湯):1人620円
  • 入浴時間:10:00〜17:00
  • 宿泊料金:9,400円〜(1名利用は10,000円〜)

燕山荘グループが運営する有明荘は登山口である中房温泉から少し離れているため、下山後に利用する場合は車での移動が必要になる。

中房温泉よりも施設が大きく浴場も広いため、ゆっくりくつろぎたい方は有明荘がおすすめ。

僕の個人的な好みでは有明荘かな。

中房温泉も悪くはないが、風呂を出てから駐車場までザックを背負って歩かなければいけないのがね・・・。

 

アクセス

燕岳登山においてもっとも苦労するのは実際の登山よりも、登山口まで車で移動し駐車スペースを確保することではないかと最近思うようになってきた。

それくら中房線は細くクネクネしていて運転が大変だし、駐車場はすぐに満車になってしまうため、確実に駐車スペースを確保するのであれば車中泊での前泊が必要になってくる。

公共交通機関を使っても登山口までの移動時間が長いため、休みの限られた社会人であれば前日の夜にでて翌日の早朝に登山口に到着する夜行バスを利用しなければならない。

車を利用

燕岳の登山口である中房温泉まで移動する場合は、各方面からの高速道路を利用したうえで安曇野市内まで車を走らせる。その後、県道327号線(中房線)に入ったところからはどこから来ようが目的地までは1本道。

注意しなければならない点はカーブが多くなる峠道になってきたところから先。

岩肌を沿うように作られた細い道路を通るため、常に対向車に注意し、道路上に落石などがないかを確かめながら走る必要がある。

また、悪天候時の通行止めや冬期の通行止めなど、天候や時期によって通行できない場合があるため、登山の前に道路の状況を確認しておく必要がある。

参考:安曇野建設事務所 道路情報

無料駐車場

中房温泉の施設に併設してある駐車場は宿泊者専用の駐車場であるため、登山のみを目的としている登山者は、中房温泉から少し下ったところにある無料駐車場を利用する。

燕岳の駐車場

画像:燕山荘グループ 交通アクセスより引用

もっとも近い場所から「安曇野市営第一駐車場(約50台)」「安曇野市営第二駐車場(約40台)」「安曇野市営第三駐車場(約30台)」となっており合計約120台もの車を駐車することができる駐車場が用意されているが、夏場の繁忙期はこの駐車場があっという間に満車になってしまう。

夏場の週末登山を考えている方は、金曜日の夜に出発して駐車場に車を停めて車中泊するのが確実だ。

繁忙期に駐車場が空いていないからといって路上駐車するマナーの悪い登山者が問題になっているらしい。用意された駐車スペースに車を停められない場合は公共交通機関を使うなどして周囲に迷惑をかけないように心がけてほしい。

カーナビの設定ポイント

よほど古いカーナビでない限りは中房温泉で検索すれば目的地設定ができるはず。

目的地を中房温泉にしたうえで、その手前の駐車場に入るようにすれば問題なく目的地まで移動できるはずである。

公共交通機関を利用

登る山やルートによっては公共交通機関を使った方が便利な場合がある。

燕岳だけを登る場合はマイカー登山の方が何かと便利だが、中房温泉を起点とした表銀座縦走などのようなスタート地点とゴール地点が異なる縦走の場合は公共交通機関を使っての移動が必要になってくる。

直通バスの利用

探せば他にもありそうだが有名どころは以下の2社。

どちらも夜に出発して翌朝の早朝に登山口到着といった行程が用意されており、早朝出発が基本の登山にピッタリな高速バスになっている。

それ以外の場合

登山口まで直行してくれるバスが利用できない場合は、松本駅を経由して穂高駅まで移動したうえでバスかタクシーで中房温泉まで移動しなければならない。

タクシーを利用するよりも定期バスを利用した方がコスト的に安く済ませることができる。

  • 電車:出発地点から穂高駅まで移動
  • 高速バス:出発地点から穂高駅まで移動
  • バスorタクシー:穂高駅から「中房温泉行き」定期バス(1,700円)orタクシー(7,600円)

 

燕岳まとめ

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山には富士山のように遠くから眺めてその山容を楽しむ山もあれば、蝶ヶ岳のように山頂から他の山々や山域を見て楽しむ山もあり様々。

燕岳はどちらかというと前者で、隆起した花崗岩と山を包む緑が織りなす美しさは、訪れた登山者を魅了する。

登山に興味のある人をここに連れて来て、天候に恵まれさえすれば、その人はきっと登山を趣味にしてくれるだろう。

僕がこれまで登った燕岳の記録

これまで燕岳にはテント泊で3回登り、どれも楽しく思い出に残る山旅だった。

特に2016年の夏は、雨に打たれながら頑張って登って来た苦労が報われる、奇跡のような天候回復を目撃することができ、思い出に残る登山となった。

次はいつ登ろうかな。

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