登山道具の選び方

登山用ザック(バックパック)の選び方・背負い方とオススメ商品

更新日:

2015-03-28-56

山に登るためには様々な道具を持ち歩かなければならないため、荷物の収納には専用のザックを使う。

日帰りの軽登山であれば、登山用ではないザックでも問題ないが、本格的に山を登る場合は専用のザックを用意したほうが良いだろう。

なぜ登山用のザックが必要か

登山用のザックは登山をするために作られているため、背負った際のザック全体の重量が体全体に分散されるように設計されている。したがって荷物を背負って長時間歩いても肩などへのダメージが軽減される。

荷物の軽い日帰り登山であれば、わざわざ登山用のザックでなくても問題はないし、登山用とそうでないザックの違いをそれほど感じることはないかもしれない。ただ、より安全に快適に山を登りたいと考えているのであれば、登山用ザックの購入をお勧めする。

登山用ザックの特徴

登山用のザックとそうでないザックの違いは以下の通りである。

  • 身体にフィットして疲れにくい
  • 収納性に優れ多機能
  • 耐久性が高い

身体にフィットして疲れにくい

登山には安全上必要な様々な物をはじめ、食材やレインウエアや水など、すべてをザックに詰め込むとそれなりの重量になってしまう。これを背負って長時間歩くとなると、登山用に設計された専用のザックがどうしても必要になる。

登山用のザックは背負った重量を体全体に分散できるように設計されていて、長時間歩いても疲れにくいようになっている。

収納性に優れ多機能

登山用のザックは様々な道具を収納しやすく設計されている。

一般的なリュックサックよりも収納するためのポケットやファスナーがたくさん付いていて、使いたい時に素早く取り出せるような工夫がいたるところに施されている。サイドには大きなマチがあり、ペットボトルや水筒を差し込んだりできるようになっていて、歩いているときに喉が渇いても素早く取り出して水分を補給することができる。

一般的なリュックサックだと、水を飲むときや行動食を食べるときなどに毎回背負っているリュックを下ろして中から取り出さなければならないが、登山用のザックはそういった煩わしさを感じさせない小さな工夫と機能がたくさん盛り込まれている。

耐久性が高い

登山道は整備されて歩きやすい場所ばかりではなく、木の枝が邪魔だったりゴツゴツした岩がたくさんある場所などを歩く場合もある。そういうところを歩いてもちょっとやそっとでは破れたり壊れたりしないように丈夫で軽い素材で作られているため、耐久性が高い。

登山用ザックの中には軽さを重視して、生地の薄い耐久性の低い商品もあるにはあるが、一般的な登山用ザックはどれも耐久性に優れ丈夫な作りになっている。

登山用ザックの選び方

登山用のザックはどのような山にどのように登るかによって適正サイズが異なる。

ただ、登山用品はそれなりのお値段がするものが多く、できればひとつで様々な山行に対応できるものを用意したい。そうなってくると大は小を兼ねるではないが、日帰り登山からテント泊登山まで対応できるザックが欲しいところだが、そういう便利なザックはなかなかない。

やはりまずは日帰り登山くらいを念頭に適正サイズのザックを選んだほうが無難だろう。

ザックの大きさの目安

登山用ザックは「リットル」で大きさを表す。軽量な10リットルくらいのザックからテント泊で長期縦走用の90リットル前後のものまで様々。どのくらいの大きさのザックを買えばいいのかわからない方のために、ザックの大きさの目安を説明する。

  • 日帰り登山:20〜30リットル
  • 山小屋泊登山:30〜40リットル
  • テント白登山:40リットル以上

上記の目安はあくまでも目安でしかない。購入する際は登山用品店で店員に相談し、フィッティングを行ったうえで購入しよう。

登山用ザックのメーカー

登山用のザックは各種メーカーから発売されていて、どこのメーカーのザックを選べば良いのか迷ってしまうかもしれない。できることなら機能性に加えて、自分が気に入ったデザインや色のザックを選びたいところ。

  • モンベル
  • グレゴリー
  • マムート
  • カリマー
  • ミレー
  • オプスレー
  • ホグロフス
  • バーグハウス
  • ノースフェイス
  • アークテリクス
  • コロンビア

初心者の方はモンベルあたりで安価で作りがしっかりしているザックを購入した方が間違いはないだろう。

メーカーによっては、登山用ザックではない商品もラインナップされているため、上記ブランドのザックであれば何でも良いというわけではないので気をつけて欲しい。フィッティングもせずにインターネット通販でサクッと注文するのだけはしないように。

僕の個人的おすすめザック

これは僕個人の勝手なオススメであるため、話半分で聞いて欲しい。

登山を始めてそれが趣味となった段階で、どんどんステップアップしていき、道具も追加で購入していかなければならない。もし僕が過去の僕にザックはこれを買っておけと伝えられるとしたら以下の商品をお勧めする。

 

雲取山

このザックは容量が32リットルとそれほど大きくないが、軽量でシンプルな作りになっていることもあり、少し工夫すればテント泊登山にも対応できるようになっている。つまりこれひとつあれば、日帰り登山から夏山のテント泊登山まで幅広くカバーすることができる。

このザックと大容量のザックがあれば、春から秋くらいまでのあらゆる登山に対応することができるだろう。

雲取山

僕はこのザックで秋の雲取山にテント泊装備で登った。持って行った荷物も特別に軽量化されたものではなく、ごくごく一般的な道具ばかりだ。ただ、一般的な登山用品店にはあまり在庫していることがないため実物を見てから購入するのが少々難しいのが難点である。

また、軽量なザックで荷物を入れないとペラペラでフニャフニャになってしまうため、荷物のパッキングにある程度慣れていないと使いこなすのは難しいかもしれない。

初心者がいきなりこのザックを購入すると取り扱いに戸惑う可能性もあるため、あくまでも参考情報ということで。

おすすめのテント泊向けザック

僕の個人的におすすめしたザックは32リットルと容量はかなり少ない。

もし容量に余裕を持って一般的なザックを選びたいと考えているのであれば、グレゴリーのバルトロ65を買っておけば間違いないだろう。ザック界のロールスロイスと言われている素晴らしい背負い心地はお店でフィッティングしてもらえば実感できると思う。

このザックがあれば、あらゆる季節の山に対応できるはずである。

おすすめの日帰り向けザック

日帰り登山用のザックははっきり言って、何でもいいと思っている。

20〜30リットルくらいの容量があれば、普段使い用の登山用ではないザックでも別に構わない。何故かと言うと、日帰り登山で持っていく荷物は大した重量にならないからだ。

男性用

女性用

 

ザックの背負い方

登山用ザックはザックの重量を上半身全体に分散できるように設計されている。しかし、正しい背負い方をしないと身体の一部に負担がかかってしまい、怪我や疲労の原因になってしまうため注意が必要だ。

以下の手順は休憩などでザックを下ろして、再度背負う際にも毎回行う必要があるため、しっかり理解しておく必要がある。

  1. すべてのベルトを緩める
  2. そのまま背負う
  3. ウエストベルトを締める
  4. ショルダーベルトを締める
  5. トップストラップを締める
  6. チェストストラップを留める
  7. 重量が分散されていることを確認する

すべてのベルトを緩め、背負う

ザックを背負う前にウエストベルト、ショルダーベルト、トップストラップ、チェストストラップをそれぞれ緩めた状態にしておく。そしてザックを持ち上げて、背面部を自分の身体に向けた状態で腿のうえに乗せる。そこからショルダーベルトに腕を通してザックを背負う。

軽いザックであればそのまま背負っても構わないが、テント泊など重たいザックを背負う場合は、地面から持ち上げてそのまま背負おうとすると怪我の原因にもなるため、必ず腿の上にヨイショと乗せてから背負うように気をつけよう。

ウエストベルトを締める

ザックのショルダーベルトに両腕を通したら、おんぶをするように少し前かがみになって、腰から臀部にかけてのアーチ部分にザックを乗せるように意識をする。ザックがうまく乗っかったと思ったら、そこでウエストベルトを締めて固定しよう。

この腰のちょうど良い場所に乗せる感覚はなんども背負わないとわからないかもしれないが、これができるかできないかで両肩への負担が大きく変わってくる。

ショルダーベルトを締める

ウエストベルトをしっかり締めたら、ショルダーベルトを締める。

それぞれ別々に締めるのではなく、両手でそれぞれのベルトを持って、背筋を伸ばした状態でグッと締め上げる。締めすぎも緩すぎも良くないため、ショルダーベルトを締めた段階で、ザックがしっかり身体にフィットしているかどうかを確認しよう。

トップストラップを締める

ウエストベルトとショルダーベルトを締めて、ザックが上半身全体で背負えている感じを得られたら、トップストラップを締めてザックの上部を身体に引き寄せて、より密着性を高めよう。

チェストストラップを留める

チェストストラップはあまり窮屈にならないように適度な状態で留めればOK。

重量が分散されていることを確認する

最後にザックを背負った状態で身体を動かしてみて、ザックの各種ベルトに遊びがないことを確認しよう。適切な位置で背負えていないと肩に負担がかかったり、体の片方だけに重量が傾いたりして、トラブルの原因になってしまうため「ちゃんと背負えている状態」を体で覚えて、ザックを背負う際にちゃんと確認できるようにしておこう。

まとめ

登山用ザックは登山三種の神器(登山靴・ザック・レインウエア)のひとつで、長時間山を歩くうえで非常に重要なアイテムである。登る山や山行のスタイルに合ったザックを選び、正しい使い方をしなければトラブルの原因になってしまう。

ザックは非常に重要な道具のひとつであるため、最寄りの登山用品店でフィッティングしたうえで購入しよう。

間違っても「あ、これなんかオシャレ!」とかいってインターネット通販でデザイン性重視でポチらないように!

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