南アルプス 登山

南アルプスの白峰三山を2泊3日のソロテント泊で縦走してきた 1日目

更新日:

白峰三山縦走

登山をやっていると、天気の良い日を狙っていても残念な結果に終わることは少なくない。僕にとって南アルプスの北岳はまさにそういう山だった。詳しくは以前に登った際の記事があるのでそちらを見てほしい。

北岳登山の晴れと雨 〜1泊2日のソロテント泊〜

そんな経緯もあって、北岳にはいずれリベンジしなくてはという思いがあった。

そして、どうせリベンジするなら北岳単体ではなく、間ノ岳と農鳥岳のピークを踏む「白峰三山縦走」にしようと以前から決めていたのだが、予備日を含めた3日という連続した休みがなかなか取れず、気が付けば3年が経過していた。

そんな白峰三山縦走が先日ついに実現した。

海の日の祝日を含めた7月15~17日の3日間を休むことができた僕は、当初北アルプス周辺の登山を検討していたが、天候に難ありとの情報が入ってきたため、他の山域を探すことにした。

普段使ている「山の天気予報」ではどの山域も懐疑的だったが、てんきとくらすの南アルプス周辺の予報はそうではなかった。これは何とかなるのではないだろうか?と思った僕は急いで荷造りをして金曜日の夜に車で奈良田温泉駐車場へ向かった。

24時になる前に奈良田温泉に到着したが、第一駐車場はすでに満車になっていたため、少し先の第二駐車場に車を停めて車内で仮眠をとった。

奈良田温泉駐車場からスタート地点の広河原へ

DSC_7192

翌朝。

雲は若干出ているがなかなか期待ができそうな天気だった。

奈良田温泉第二駐車場にもバス停があり、第一駐車場から乗車する登山者を乗せたあとにやってくる。

5時になる前からバス停前に列ができていたため、僕も慌てて列に加わるが、やってきた切符売りの方が「座りたいなら第一駐車場まで行ったほうがいいですよ」という話をしているのが聞こえてきた。

まだ時間もあるし念のために第一駐車場まで行こうと思い、列を抜けて前日車で走った道を少し戻った。

DSC_7196

第一駐車場まで歩いてくると、バス停の前にはすでに結構な列ができていた。そしてしばらく待っていると出発時間の5時30分の少し前に3台のバスがやってきた。

DSC_7197

切符を購入した人から順番にバスに乗り込んでいく。

僕は3台目のバスの後部座席に座ることができた。他の席の人たちはバックパックを自分の膝の上に乗せて座っていて窮屈そうだったが、僕は座席の一番後ろの荷台にバックパックを置いたため、窮屈な思いをしないで済んだ。

第一駐車場で待っていた登山者たちで3台のバスはほぼ満車状態となり、第二駐車場から乗車できた登山者はごく僅かだった。その後臨時便が出たかもしれないし、出なかったかもしれないが、いずれにしてもスタート時間は遅れてしまったはず。

もし奈良田からバスに乗る際は、念のため第一駐車場まで移動しておいたほうが良さそうだ。

DSC_7198

広河原に到着。

3連休初日ということもあって、広河原は大賑わいだった。

人と車の合間をするりと縫うように歩いて、広河原山荘まで移動し登山届を提出。

今シーズン初のテント泊登山が始まった。

 

序盤で結構疲れる

DSC_7209

バックパックの中身はそれなりに軽量化してきたつもりだったが、久しぶりのテント泊装備を背負っての登山は体に堪える。

DSC_7217

8:34 白根御池小屋に到着。

ここでバックパックを下してしばし休憩をとった。

DSC_7216

ここでは南アルプスの天然水が蛇口から出てくる。

 

草すべりの急登に消耗する

DSC_7227

休憩後はいよいよ本格的な登りに入る。

草すべりというジグザグになった急登の坂をひたすら登っていく・・・。

DSC_7237

少し登ったところで左俣コースの雪渓が見えた。

雪渓の手前側に見える小さなアリンコのようなものはアイゼンを付けて登っている登山者である。実際にはどうなのか分からないが、ここから見る限りでは結構な急斜面なのではないかと思った。

足を滑らせたり転んだりしたら・・・。

DSC_7249

10:34 草すべり分岐。

森林限界を超えると稜線まであと少し。

お花畑の中をジグザグにひたすら登っていく。

DSC_7251

11:10 小太郎尾根分岐に到着。

写真を撮り忘れたが、振り返ると甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳の見事な山容が見える。

DSC_7256

ようやく楽しい稜線歩き。

ここまでの苦労が報われる素晴らしい景色が全方位に広がっている。

 

北岳肩の小屋で休憩

DSC_7266

11:53 北岳肩ノ小屋に到着。

今回は白峰三山縦走ということで、ここから先の北岳のピークハント後に北岳山荘まで向かわなければならない・・・が、ここまでの消耗が激しいため、小屋でコーラを買ってお菓子を食べながらしばらく休憩することにした。

DSC_7267

北岳肩の小屋のテント場にはすでに結構な数のテントが設営されていた。

休憩しながらテント場を見ていたら「もうここでテント張っちゃおうかな」という気持ちがふつふつとわいてきたが、翌日以降の行程が厳しくなる可能性があるため、もうひと踏ん張り頑張ることにした。

DSC_7268

小屋から見える富士山はすでにこのあり様。

3年前と同じような雲の出かたに頭に不安がよぎる・・・。

DSC_7277

コーラ休憩が功を奏し、一時的にではあるものの体力が回復。

燃料が切れる前にと先を進み、北岳の山頂が見えてきた。

 

白峰三山第1の山「北岳」を制覇

DSC_7286

13:14 北岳登頂!

3年ぶり2回目の登頂は、以前よりも体力が衰えているのでは?と思ってしまうくらいヘトヘトだった。

DSC_7282

山頂に咲いていたイワベンケイ。

DSC_7287

山頂で小休止したのちに、この日の宿泊地である北岳山荘へ向かった。

山頂や山頂手前から見ているぶんにはそれほど遠くはないだろうと思っていたが、実際に歩いてみると想像していた以上に遠いことが分かった。

DSC_7289

先へ進むにつれ周囲はガスに包まれていった。

展望がなければと、そこらじゅうに咲いている高山植物を愛でながら先へ進む。

DSC_7296

歩いて歩いて。

 

北岳山荘に到着しテント場にテントを設営

北岳山荘テント場

14:24 北岳山荘に到着。

北岳山荘のテント場はすでに大勢の登山者のテントで大賑わい。

展望の良さそうな場所はすでに空いておらず、残雪や水たまり、または平らでない場所などのイマイチなスペースが少し残っている程度だった。

オニドーム1

なんとか平地で水たまりの上に張らずに済む場所を発見しテントを設営。

テントは昨年から愛用しているアライテントのオニドーム1。

設営しやすく室内も全室もまずまずの広さで非常に気に入っている。

テント設営後に何も食べずに買ってきたビールをぐいっと飲み干したら気分が悪くなってしまい、飲み物も食べ物も受け付けない状態になってしまい、テントの中でただただ眠るだけの状態になってしまった。

 

22時の星空

DSC_7316

ビールを飲んで具合が悪くなってからは寝ては起きてを繰り返すも体調は戻らなかった。

22時を過ぎくらいにテントから顔を出してみたところ、知らぬ間にガスはとれ空には星空が広がっていた。

これは星空撮影のチャンスだと思い、重たい体を起こしてカメラと三脚を持ってテントの外に出た。そしてカメラの設定を色々いじりながら「あーでもないこーでもない」と撮影してるうちに気が付いたら体調が結構いい感じに戻ってきた。

DSC_7323

いったんカメラをテントにしまって北岳山荘のバイオトイレで体内のイッサイガッサイを射出(吐いてはいない)したところ、さらに回復し「ぐ~」と腹の虫が鳴り出した。

しかしこの時間にお湯を沸かして食事を摂るのもなあと思い、翌日早朝にがっつり食べることにして、再度カメラで数枚写真を撮影したのちにシュラフに入って再び眠りについた。

続き:南アルプスの白峰三山を2泊3日のソロテント泊で縦走してきた 2日目

-南アルプス 登山
-

Copyright© 1192ch , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.