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秋の熊野古道 小辺路を歩く 1日目

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小辺路1日目 世界遺産の熊野古道を歩く旅。

スタート地点の金剛三味院からゴール地点の熊野本宮大社までは約70km。長く険しいルートを2泊3日で歩いた旅の記録の1日目。

金剛三昧院の朝

寺の朝は早い。6時30分より朝のお勤め(なんとなく断り切れず参加)。

その後、部屋に用意された朝食を食べ、チェックアウト。いよいよ熊野古道の小辺路を縦走する旅がスタートする。

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朝食もおひつにご飯が一杯入っており、勿体ないので平らげた。

晩ご飯よりもおかずの種類が少なかったため、どのようにしてご飯を食べ切るかを考えながら食べる必要があった。  

出発

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7:50 朝の8時前に金剛三昧院を出発し、ほどなく歩いたところが今回の小辺路のスタート地点。ここから約70キロの距離を2泊3日で踏破する。

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9:00 少し歩くとすぐに山道に入り、しばらくは平坦な道が続いた。

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10:20 しばらく歩くと大滝集落に到着。トイレを済ませて休憩所でしばし休憩。

何かの用事で集落に来たお爺さん2名に 「どこまで行くの?」と話しかけられた。

「今日のうちに伯母小峠の避難小屋まで行く予定です」と答えると、片方のお爺さんが以前小辺路を歩いたことがあるらしく、色々と教えてくれた。

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休憩後は大滝集落を抜けて再び山道へ。

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11:10 しばらく歩き、龍神スカイラインへ合流。

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舗装された道路がしばらく続き、こんな看板が時々道路脇に現れた。そう、小辺路歩行者とは僕のこと。

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山道は落ち葉の絨毯でふかふか。

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11:30 龍神スカイラインから山道に入るも、すぐに林道に出て再び舗装路が続く・・・。

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再び山道に入りしばらく下ると大股バス停に到着した。  

大股バス停

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13:50 この山道から舗装路に出て大股バス停までの間にひとりの女性が僕を追い越して行った。大股バス停に到着したところでその女性は休憩を終えて出発するところだった。僕よりいくぶんか年が上であると思われるその女性は、装備や身なりから見るに山登りに慣れた方らしく、今日は行けるところまで行ってテントを張るとのことだった。この日僕が寺を出発したのが8時くらいだったのに対して、この女性は9時30分くらいだったらしい。

僕よりも1時間30分も後に高野山を出発したのに、あっという間に追いつかれ、そして追い抜いて行くとは・・・。

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大股バス停に到着したばかりの僕は、水分補給を行い少し休憩した。

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初日のゴール地点は大股バス停から伯母子峠を登った先の避難小屋。それにしても、大股バス停から山道までの「ありえない」斜度の坂道には圧倒された。

僕が今回の2泊3日の旅のなかで最も辛く険しく感じたのが大股バス停からの登り坂(僕個人の感想です) 何度も立ち止まり、休憩しては水分補給。大股バス停の自動販売機で購入したペットボトルの飲料はあっという間に無くなってしまった。重たい荷物をしょっと歩いていることもあって体もかなり疲れている。

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15:30 減っていく水と、携帯電話圏外による自分自身の位置確認ができない不安などもあり、日が暮れる前に避難小屋に到着できるかどうかが不安になってきた。

一人旅は自分のペースで動けるから気楽。確かにそうなんだけど、初めて訪れた見知らぬ山奥の中にポツンと取り残されていると思うと、普段の気楽な旅とはちょっと違った気分になる。とは言っても道に迷っているわけではないのだから、歩いていればいずれ到着するだろうと自分に言い聞かせて足を進める。

ようやく伯母子峠の避難小屋の分岐に到着した。本当であれば伯母子峠の頂上まで行って山頂からの眺めを楽しむところなのだが、すでに心体ともに疲労困憊だった僕は小屋に直行することを決めた。  

伯母子峠避難小屋

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16:20 伯母子峠の小屋に到着した時は本当に嬉しかった。日が暮れる前に到着できて良かった。

そう思って小屋を開けて中に入ると、真っ暗の中に先客が一人。僕よりもかなり経験のある登山が趣味の男性だった。挨拶して少しお話したのち、僕はスッカラカンになっていた水の調達のため、小屋から少し歩いた天然の水場まで移動した。

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重たいザックを下ろした僕の足取りはとても軽やかで、水場と小屋の往復はあっという間だった。

無事に水を補給した僕は、ちょっと早い晩ご飯を頂いた。今回の旅は人里離れた場所での移動や睡眠がメインになると考えていたため、お湯で戻すフリーズドライの食べ物を用意していた。この日の夜に僕が食べたのはフリーズドライのチャーハン。

この手の類いのモノを食べるのは初めてだったが、思っていたよりもちゃんとした味でまあ悪くはないなといった感じだった。  

眠れぬ夜

伯母子峠の避難小屋は写真を見れば分かる通り、窓がなく中には電気も無い。外から微かな光は入るものの、まだ日が暮れていない到着時点でも中はほぼ真っ暗。

食後は特にすることもなく、かなり疲れていたため、寝袋に入り体を休めた。まだ寝るには相当早いため、真っ暗な小屋で横になってぼーっとしていた。するとソロ山行の男性が一人小屋に入って来て、その後3名のパーティーが小屋に来た。

ソロの男性は小屋に入るなり寝袋を出してあっという間に寝てしまった。

男性2名、女性1名のパーティーは、荷物を小屋に置くと、外で夜まで宴会をしていたようだった。僕はこの時点で寝ては起きての繰り返しで、意識が朦朧としたまま朝が訪れるのを待っていた。 寝袋の下に敷いた折りたたみ式のマットはそれなりに役割は果たしていたが、とにかく慣れない環境と、固い寝床のせいで安眠とはほど遠い睡眠を強いられることになった。

真上を向いて寝ると腰が痛くなるし、クッションの効くマットの範囲は大人一人分の幅しかないため寝返りも難しい。そんな慣れない環境ではまともに眠れることもなく、寝ては起きて時計をチェックするという作業が繰り返された。

重たい荷物、慣れない睡眠環境、蓄積していく疲労。 果たして僕は無事にゴールできるのだろうか? そんなことを思いながら寝ては起きてを繰り返し、朝を待った。

参考:世界遺産登山マップ 小辺路

 

続き:秋の熊野古道 小辺路を歩く 2日目

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