【テント泊】北アルプスの唐松岳で見た大雲海【山の日】

唐松岳 北アルプス 登山

2016年8月11日の「山の日」とその翌日を使って北アルプスの唐松岳に登ってきた。

前日の夜に出発するつもりが、仕事でどっと疲れてしまい、帰宅後すぐに車を運転する気分になれなかった。仕方なく早寝早起き早朝出発に切り替えて翌日の早い時間に家を出発した。

横浜から登山口の八方駅までは4〜5時間くらいだから遅くても8時前くらいには到着できるかな・・・と考えていた。ところが中央自動車道を走っている途中で猛烈な睡魔に襲われ、運転どころではなくなってきたので、双葉サービスエリアに入り仮眠することに・・・。

ちょっとだけと思って仮眠したつもりが気がつけば2時間が経過していた。

目を覚まして時計を見たときに、もうこのまま帰ろうかな・・・という気持ちになってしまったが、せkっかくここまで来たし行くだけ行ってみよう思いとどまり、双葉サービスエリアを出発した。

仮眠をとったおかげで眠気も気分もスッキリ爽快。目的地まで快適に運転することができた。

サービスエリアで仮眠をとったことで時間を2時間ほどロスしてしまったので、八方駅の無料駐車場(第3駐車場)に9時30分過ぎくらいに到着した。

これまで登山をやってきて、こんなに遅い到着は初めてかもしれない。

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ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘へ

第3駐車場からゴンドラ乗り場までの無料シャトルバスがちょうど出発寸前だったため乗車。

駐車場から徒歩でゴンドラ乗り場まで行くと10分くらいかかるため、シャトルバスを利用したが実際のところ歩いてもそれほど変わらない時間だった。

ゴンドラ乗り場では片道よりも往復でチケットを購入した方がお得だが、翌日に五竜岳まで足をのばす可能性があったので片道切符の購入となった。

ゴンドラ乗り場は登山の装備をした登山者意外に、普段着の観光客も多かった。僕の見た感じだと半々くらいかな。

ゴンドラリフト「アダム」でいっきに標高を稼ぎ、その後もふたつのリフトを乗り継いでスタート地点まで移動する。

夏場はこのような感じだが、雪の降る冬の季節はスキー場。リフトの高さは夏用に調節してあるのか地面スレスレな感じ。

八方池山荘に到着したところでようやく登山スタート。

といっても八方池までは観光客も多く、登山道は混雑していた。他の歩行者の邪魔にならないように、タイミングを見計らって広めのスペースで追い抜いて先を急いだ。

八方池と白馬三山

八方池山荘に到着したあたりから、進行方向右手にはそびえ立つ白馬三山が目に入る。左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。

ほどなくして八方池に到着。

この日は天気は良かったが空が薄雲がかっていて白馬三山ははっきり見えるものの、絵面的には少々物足りない。ここでのんびり休憩しても良かったが、スタート時間が大幅に遅れてしまっているため先を急いだ。

登山道はこれといった危険個所がなく歩きやすい。

扇雪渓の看板があったので立ち寄ってみたが・・・

すでに雪渓と呼んでいいのだろうかという状態にまで雪は溶けていた。

今回僕が背負ってきたのはOMMのClassic32という容量が32リットルのバックパックで、夏場であればテント泊装備も収容できてしまう。

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唐松岳頂上山荘に到着!

唐松岳頂上山荘

唐松岳頂上山荘

あっという間に唐松岳頂上山荘に到着した。

八方池山荘から約2時間半くらいかな。山荘までは特に難所と言える場所もなく、登山初心者でも十分に歩けるルートだと思う。

唐松岳

唐松岳頂上山荘から少し歩けば山頂だが、まずは場所の確保が先決だと考えてテント場の受付を済ませた。

なぜ場所取りを優先する必要があるのか?唐松岳頂上山荘ではテント泊でもトイレは山荘の中のトイレを使うことになるので、山荘から離れてしまうとトイレや売店を利用する時に大変だから。

幸い近い場所にテントを張るスペースを確保することができた。

テントの設営のためにバックパックの中身をぜんぶ出す。

オニドーム1

そして設営。

今回もライペンのオニドーム1を持ってきた。広い室内と前室に全体の重量もそれなりに軽いため非常に気に入っている。

オニドーム1

室内はこんな感じ。

シュラフの下にはバックパックの背面に収納されている折りたたみのパッドを敷いている。それだけだと硬すぎるため、シュラフの中に入れるタイプのエアマットを持ってきた。

オニドーム1

オニドーム1

オニドーム1は一人用のテントだが、睡眠スペースを奥にすれば入り口の手前側に広いスペースを確保することができる。前室も広く、靴やトレッキングポールを置いた状態でも十分な調理スペースを確保することができる。

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唐松岳の山頂へ

唐松岳

テントを張ったあとは唐松岳山頂に向けて出発。

唐松岳

唐松岳

楽勝。

山頂までは登り20分、下り15分というお手軽ルート。

あっという間に山頂に到着した。

白馬方面がよく見える。

いつか不帰ノ嶮を経て白馬へ抜ける縦走路を歩いてみたい。

唐松岳

山頂から見た唐松岳頂上山荘。

こうやって見てみると、山荘とテント場の距離感が分かると思う。

僕は山荘の近くにテントを張ることができたから良かったけど写真の最下部にいる人たちは、突如もよおした時に無事にトイレにたどり着けるのだろうか?

ビールを飲んでテントに戻る

山頂での景色をしばし楽しんだあとは山荘に戻ってビールとお菓子を購入。

しばらく休憩したのちテント場に戻った。

この日は天気が良く強い日差しから逃れられる場所はテントの中のみ。しかし、テントの中は蒸し風呂状態。しばらくの間はテントの外で太陽にジリジリと焼かれていた僕だったが、だんだん皮膚が痛くなってきたためテントに逃げ込んだ。

唐松岳で見た美しい日没

夕方になって徐々に陽が傾いてきた。

テント場からは位置的に日の入りを見ることはできないので、見晴らしの良さそうなところまで移動することにした。

このくらいの時間になると、日中の暑さはどこへやらといった感じでとても寒い。ダウンジャケットと手袋をテントに置いてきてしまったことを後悔した。

五竜岳に向かう登山道を少し歩いたところに良さげなポイントがあったので、ここで写真を撮ることにした。

見事な雲海に息を呑む。

薄着で来てしまい体が少し冷えてきたが、目の前に広がる絶景を前にテントに戻ろうという気にはなれなかった。

唐松岳

そしていよいよ日没。

美しい雲海の向こうに太陽は沈んでいった。

夜は寒かった

日没後はテントに戻り就寝。

テントに戻りシュラフに入った時は気にならなかった気温は、夜がふけていくとともに徐々に下がり、日付が変わるくらいの時間に寒さで目が覚めてしまった。薄手のシュラフのブースト用に持ってきたエスケープヴィヴィをシュラフの上に被せ、ダウンジャケットを着込んで、ようやく眠れる暖かさになった。

その後はぐっすり眠れると思いきや、1時間おきくらいに目が覚めてしまい、ぐっすり快眠というわけにはいかなかった。

目が覚めて時計を確認してまた寝る・・・を繰り返しながら朝を待った。

朝方になると隣のテントの方々がかなり早時間に撤収作業を始めているのに気がつく。テントから顔を出して外を見てみると、空には無数の星が輝いていた。

時刻は午前4時くらい。

そろそろ空が薄明るくなってくる時間だ。

すっかり目が覚めてしまった僕は、今日の行程を改めて検討した。

当初の予定では、早朝にテントを撤収して五竜岳へ向かうつもりだったが、下山の時間が遅くなってしまうこと、疲れた体で自宅まで長時間運転することへの不安などもあり、今回は唐沢岳頂上山荘でご来光を見たあとに来た道を戻ることにした。

テントの中で早めの朝食を食べ、5時少し前に山荘の裏手にある高台へカメラを持って移動した。

唐松岳の朝

昨日の夕方と同様に眼下には見事な雲海が広がっていた。

見事な快晴だがとても寒い。

防寒具を着込んでご来光を待った。

唐松岳のご来光

雲海から太陽が顔を出した。

遠くまで広がる雲海は本当の海のように見えて、逆光で黒く映る山々はまるで岩礁のようだった。

唐松岳のご来光

朝日に照らされる唐松岳。

山頂にはちらほら人影が見える。

日が昇ってきた右のはるか遠くには八ヶ岳と富士山がうっすら見える。

最高の朝。

雲海はこれまで何回か目にしてきたが、ここまで見事な雲海は初めて。

西側には朝日に照らされ赤く色づく剱岳。

いつかあの頂にも登りたい。

下山

美しい朝の時間をしばらく堪能したあとはテントを撤収してきた道を戻る。

唐松岳頂上山荘を6時に出発。

五竜岳へはまた次の機会に・・・。

無心になってひたすら歩く。

下山時に発生しがちな膝痛も荷物が軽いから大丈夫だろうとアグレッシブに歩いた。

あっという間に八方池に到着。

時刻は7時20分。

朝ということもあり人もまばら。

八方池から先は、これから唐松岳に登る人や八方池周辺まで観光に来た人など、リフト乗り場に近づくにつれ人が増えていった。

ここまで高度を下げても雲はまだまだ眼下に広がっている。

リフト乗り場に到着すればもう下山は終わったようなもの。

2つのリフトと1つのゴンドラを乗り継いでスタート地点まで一気に高度を下げていく。

2つ目のリフトで雲の中?に突入。

その後、ゴンドラでさらに高度を下げ、あっという間にスタート地点に戻った。

ゴンドラ乗り場のすぐそばに無料シャトルバス乗り場があったが、次の便までだいぶ時間があったので徒歩で駐車場に戻った。

初日の移動からトラブル続きで当初の計画とは異なる登山になってしまったが、結果オーライの素晴らしい登山になった。

今回唐松岳の山頂から見た山々は今後時間をかけて踏破していきたい。

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唐松岳へのアクセス

唐松岳は白馬八方尾根スキー場のゴンドラリフト乗り場を起点とするのが一般的。ゴンドラ料金を節約したい場合は、もう少し山を登った先にある黒菱第三リフトの駐車場を利用する。

今回僕が黒菱第三リフトを使わなかったのは、唐松岳から五竜岳を経由して下山したのちに、タクシーで八方尾根スキー場に戻るため。五竜岳を経由せずにそのまま下山したため、結果的に唐松岳のピストン登山となってしまったが。

黒菱第三リフトの駐車場は駐車スペースに限りがあるため、比較的早めに到着しないと駐車が難しいかもしれない。

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