【テント泊】夏休みの穂高周回登山は雨により蝶ヶ岳で途中撤退【虚無】

北アルプス 登山

今年の僕の夏休みは上高地を起点とした周回コースを計画していた。

上高地をスタートし、蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳→槍ヶ岳→北穂高岳→奥穂高岳→北穂高岳→上高地といった具合である。(今思えば結構無謀な計画だった)

しかし夏休み期間中の天気予報はずっと雨・・・。

今年は色々と立て込んでいて、休みの変更が難しかったので、天気が良くなることを願いつつ夏休み開始の前日深夜に沢渡に車を停めた。

車中泊で前泊した翌朝5時10分の始発バスで上高地バスターミナルに向かった。

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沢渡駐車場から上高地バスターミナルへ

始発のバスは人もまばら。

平日でこの天気なら当然である。

バスはガラガラだったが上高地バスターミナルには各所から登山者が集まっていて、各自出発の準備を整えていた。

蝶ヶ岳へ向けて出発

6:18

登山届は事前にネットから提出済。

準備運動を終えた僕は1日目の宿泊地である蝶ヶ岳ヒュッテに向けて出発した。

幻想的な雰囲気

朝の上高地は濃い霧に覆われ幻想的な雰囲気が漂っていた・・・みたいな表現いる?

他の方はどうか分からないが僕は登山中に「幻想的」は求めていない・・・。

静かに流れる梓川の脇を登山者たちが歩いていく。

平行移動

上高地を起点とした登山には色々な目的地があるが、岳沢方面以外は平坦で退屈な平行移動が長時間続く。準備運動だと思って歩いているが、何回も訪れているといいかげん飽きてきてくる。

明神を超えたあたりで木々の間から陽が差し込んできた。

徳沢の直前にさしかかると雲の切れ間から青空が見えてきた。もしかしたら今回の登山は「当たり」かもしれないぞ!?

徳沢園に到着したときはそんな気すらしていた。

徳沢園でしばし休憩

7:27

徳沢園に到着。

涸沢や槍ヶ岳に向かう場合は、徳沢の先にある横尾まで進むが、蝶ヶ岳の場合は徳沢園から別の登山道に登る。

ここから先は延々と登りが続くので、行動食を食べてしっかり休憩するつもりでいたのだが、学生たちがありとあらゆる場所に座って朝食を食べていて座る場所を見つけるのに難儀した。

結局お店の濡れたベンチに座って、持ってきた行動食を食べ、しばらく休憩することに・・・。

休憩中に多くの登山者たちが通り過ぎて行ったが、蝶ヶ岳方面へ歩いていく人は誰もいなかった。

徳沢登山口から蝶ヶ岳へ

7:48

休憩後は横尾方面とは反対側にある「徳沢登山口」から蝶ヶ岳に向かう。

徳沢まではほぼ平坦な道だったが、ここから先は本格的な登りになる。

最初のチェックポイントである長塀山までは標準コースタイムで3時間40分に設定されていて、道中は樹林帯で展望がほぼないうえに急登というなかなかハードなコースになっている。

登り始めからなかなかハード。体から汗がにじみ出てきた。

そして徳沢の手前で晴れてきたと思っていた天気がここにきて再び悪化してきた。登山道に入ってしばらくの間は、前日に降った雨の雫が木々の枝や葉から落ちてきているだけだと思っていたが、雫の落ちてくる頻度が徐々に増してきたところで「あ、これは雨だな」と理解した。

最初は持ってきた一眼レフやGoproで撮影しながら歩くつもりだったが、天候が悪化してきたので撮影機材はバックパックにしまい、雨用のカバーを付けて歩きに集中することにした。

長塀山に到着

11:00

長い長い登りを経て長塀山に到着した。

ここまでくれば蝶ヶ岳まであと一息。相変わらず雨はパラパラと降り続けており、休憩するような場所はなかったが、バックパックを下して小休止。

天気が良ければここから周囲の山々が見えるとのことだったが、残念ながら真っ白で何も見えなかった。

蝶ヶ岳の山頂に到着

11:53

長塀山から約1時間で蝶ヶ岳の山頂に到着した。

蝶ヶ岳は穂高連峰を一望できる素晴らしい展望が売りだが、あいにくの天気で穂高の「ほ」の字も見えなかった。

蝶ヶ岳ヒュッテに入った直後に大雨

まだ正午ということもあってテント場はガラガラ。

場所取りの必要もなさそうだし、先にテント泊の受付を済まそうと蝶ヶ岳ヒュッテの中に入り、テント場の受付を済ませていると外から「ザーーーー」という激しい雨音が聞こえてきた。

まだテントを張っていないのにちょっと待ってくれよと思ったが、激しい雨が収まる気配がなかったので小屋で買ったビールを飲みながら雨が弱まるのをしばらく待った。

蝶ヶ岳のテント場にオニドーム1を設営

雨足が弱まったところでテント場に向かい、適当な場所にオニドーム1を設営した。

幸い蝶ヶ岳のテント場は水はけが良く、場所を選べば雨が降っても水たまりになったりすることはなさそうだった。

テントを設営したあとは何もすることがなかった。

天気は相変わらずで、穂高連峰はまったく見えず、蝶ヶ岳ヒュッテがうっすら見えるくらいの視界の悪さ。

スマホの電波が入ったのでテントの中で暇を潰した。

翌日以降の行程をどうするか

夕方更新される「山の天気予報」で明日と明後日の予報を確認したところ、翌朝には天気が少し改善するが、次の日は再び天候が悪化するという内容だった。

今の段階では決められないので、翌朝早めに起きて天気の状況を見てから下山するか先に進むかを決めることにした。

天気予報を確認したあとは早めの夕食を食べて寝ることにした。

2日目の朝、そして・・・

寝ては起きてを繰り返しながら朝を迎えた。

目が覚めた段階で雨が強めに降っており、朝食の準備を進めている間も雨は降ったり止んだりを繰り返していた。テントから顔を出してみると周囲はガスに包まれていて何も見えなかった。

朝食を食べながら考えた結果、諦めて下山することにした。

朝食を食べてテント内を片付け、雨が止んだところを見計らってテントを撤収し午前5時過ぎに下山を開始した。

下山は来た道を戻るのみ。

このような天気では写真を撮影する必要がないので、撮影機材すべてをバックパックに収納して、雨の中を黙々と歩いた。

徳沢でソフトクリームを食べる

7:52

徳沢園に到着。

ソフトクリームとコカ・コーラでエネルギーを補充した。あまりの暑さにレインウエアを脱ぐと、上半身から湯気がもくもくとあがった。

そして財布の中のお札はびっしょり濡れていた。

これは外側からの濡れではなく内側からの濡れだろう。雨の日は防水透湿のゴアテックスを身に着けていても、処理しきれない内側からの汗や蒸気が衣類や持ち物を濡らしてしまったのだと思う。

休憩後は上高地バスターミナルへ向けて平行移動するのみ。

雨足が弱まったのでレインウエアのズボンを脱いで出発したが、ほどなくして雨足が強まり、明神館に到着する頃には雨は本降りになっていた。

慌てて建物の中に避難して少し休憩した。

明神館で傘を買う

財布の千円札は濡れてしまっていて自動販売機が受け付けてくれなかったので売店で両替してもらった小銭でオロナミンCを購入した。

その後も雨は収まるどころかさらに強くなり、レインウエアを着ていても歩きたくないレベルになってきたので売店の傘を購入して出発した。

傘をさしてトボトボと上高地バスターミナルへ向かった。

雨だからなのか、カエルがピョコピョコと道を横断していくところに何度か遭遇し、小梨平キャンプ場の少し手前ではカモが道を横断していった。

思わぬ通行者に心が和んだ。

撤退完了

10:00

上高地バスターミナルに到着した。

5泊6日で考えていた上高地周回登山は1泊2日の蝶ヶ岳登山として終了した。

靴を洗い土産を購入してバスに乗車。

沢渡の駐車場で車に乗り換えて家に帰った。

残念な結果に終わってしまったがこれもまた登山。

今思えばそこそこの重量を背負って穂高まで歩けたのかも怪しいので、これはこれで良かったのかもしれない。

これに懲りずにまた計画を立てて山に登りたいと思う。

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