【北アルプス】常念岳から蝶ヶ岳へ!穂高の展望台を歩く【夏の常念岳・蝶ヶ岳テント泊登山 #2】

北アルプス 登山

前回の記事

【北アルプス】三股登山口から常念小屋へ【夏の常念岳・蝶ヶ岳テント泊登山 #1】
海の日を含めた3連休。 三股登山口を起点に常念岳から蝶ヶ岳にぐるりと左回りに歩く計画を立てた。 仕事を終えた金曜日の夜に中央自動車道を走り三股登山口に向かう。

翌朝。

テントの外に顔を出してみると、空が薄明るくなっていた。

雲ひとつない快晴。

僕はカメラを持ってテントを飛び出した。

スポンサーリンク

常念小屋の朝

常念小屋の朝

薄暗い空と地面の間にオレンジ色のラインが入っていく。

常念小屋の朝

そして・・・。

常念小屋の朝

常念小屋の朝

昇ってきた太陽が槍ヶ岳と大キレットを赤く染めていく。

こんなに綺麗に晴れるのを事前に知っていれば、日の出前に撤収して常念岳に登っていたと思う。どうせ山頂を通るわけだし。

常念小屋の朝

素晴らしい朝の時間を堪能したあとは撤収。

結露で濡れたテントをバックパックに収納し、準備を整えて常念小屋を出発した。

常念岳へ

常念小屋の朝

さらば常念小屋。

前日は分岐から常念小屋に下りながら「明日はここをまた登るのか・・・」とげんなりしながら歩いたが、いざ登り始めてみるとそれほど大変ではなかった。

常念岳の山頂

そんなこんなで常念岳山頂に到着。

山頂は思っていた以上に狭く、記念撮影の行列ができていた。とりあえず来た証拠にと写真を撮るが、撮影する自分の影や関係ない人が写りこんでしまい、なんとも微妙な山頂写真となってしまった。(このあとスマホで記念撮影をしてもらいました)

山頂から少し移動したところでは穂高連峰の大パノラマを堪能することができる。

左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、そして大キレットを経て槍ヶ岳。今挙げた山々をいつか歩きたいと思っている僕だが、こうやって穂高から槍までのアップダウンをまじまじ眺めていると今の体力・技術では到底無理だなということを思い知らされる。

あと10kgは痩せないと無理だな・・・。

常念岳から蝶ヶ岳へ

しばし山頂からの絶景を楽しんだあとは蝶ヶ岳へ向けて先へ進む。

常念岳から蝶ヶ岳への道はアップダウンに富んだコースになっている。写真をご覧いただければわかると思うが、まずは常念岳を蝶ヶ岳方面に下っていく。

せっかくここまで登ってきたというのに!

そして下りきったあとに待っているのは登りである。

このあたりはコバイケイソウが群生していた。

2592ピーク

しばらく登って2592ピークに到着。

そして看板の矢印が指す方向に視線をもっていくと・・・。

2592ピーク

登ったのに下って登り返すパターンふたたび・・・。

向こうの山に見える小さく突起した場所が蝶槍。あそこまで行けばその後は極上のトレイルが待っている・・・はず・・・。

足元に群生しているニッコウキスゲたちが少しだけ気を紛らわせてくれた・・・気がする。

ここまで来ればあと少し!・・・と自分で自分を励ましながら先へ進んだ。しばらく下っていくといったん樹林帯に入り、そこから蝶槍に向けて登り返す。

ようやく蝶槍が見えてきた。

2592ピークからここまでの記憶がほとんど残っていないのは無心になって歩いていたからなのか、脳が機能停止していたのかは分からない。

蝶槍に到着した。

右を向けば穂高連峰の見事な絶景が視界に飛び込んでくるのだが、常念小屋からここに至るまでにこれでもかというほど穂高連峰を見てきたことで感動が薄れてきてしまった・・・。

絶景慣れ。

なんとも贅沢で勿体ない状態である。

蝶槍を振り返ったところをパシャリ。

ここまで来れば蝶ヶ岳ヒュッテはそう遠くはない。僕はこのあたりから穂高連峰よりも小屋で販売されているコーラのことで頭がいっぱいだった。

蝶槍を超えれば蝶ヶ岳ヒュッテに着いたも同然と思っていたが、所々でちょっとした登り坂があって疲れ切った体にこたえた。基本的にはゆるやかで気持ちの良いトレイルなんだけど、ちょっとの登りで失速してしまうのは疲労がピークに達していたからだと思う。

そしてようやく蝶ヶ岳ヒュッテに到着した。小屋に入り自販機でコカ・コーラを買う。

乾ききった体にコカ・コーラ(400円)が染みていく。

一気飲みに近いかたちで飲み干してしまう。しかしこの量ではまったく足りない。

同じ容量の三ツ矢サイダー(400円)、オレンジジュース(400円)を次々と購入し飲み干していく。ようやく体が落ち着いたところで水を1リットル(200円)購入しペットボトルに補充した。

蝶ヶ岳ヒュッテに到着してものの数分で1,400円が財布から消えた。

テント泊はせずに三股へ下山

小屋で買った飲み物を飲みながらこの後のことを考えていた。

時刻はまだ午前11時前。

このままテント場にテントを張ってくつろぐには早すぎる。このまま下山して帰れば翌日自宅でゆっくりできると思って下山することに決めた。ジュースも飲みまくったし下山する余力は十分にあるだろうと判断した。

ただ山頂に行く気にだけはなれなかった。

蝶ヶ岳の山頂はテント場から目と鼻の先なのにもかかわらず。

もうこの距離でも登るのが嫌だった。以前に2度ほどピークを踏んでいるから今回はいいだろうと、楽しそうに山頂で記念撮影している人たちを横目に下山を開始した。

その後は淡々と歩き続けた。(同じ樹林帯歩きでも初日の登りは結構写真撮るけど下山の時って殆ど撮らないですよね・・・)

ゴジラみたいな木まで来た。

あとひと息。

・・・かと思っていたが、ゴジラみたいな木を通り過ぎ、吊り橋を渡ってもまだまだ先は長かった。

最期のほうは結構足に来ていて歩くのに苦労したけれど無事に三股登山口に戻ってくることができた。登山口まで戻ってきた瞬間は「よしっ!」と思ったが、そういえば三股駐車場まで結構距離があるし、今回は三股駐車場からさらに先の森の広場駐車場まで歩かなければならないことを思い出しちょっとだけ落ち込んだ。

駐車場まで戻った僕は帰り支度をして森の広場駐車場を出発した。

この日は3連休の中日で駐車場は相変わらず満車状態だった。そして道路脇に駐車している車の台数に驚かされた。「こんなところから登っていくのか?」と思ってしまうくらい先のほうまで路上に駐車する車が目に入った。

喉が渇いていたので高速道路に乗る前にドラッグストアに立ち寄った。

喉はカラカラ、日に焼けた両腕は真っ赤っか。帰りに飲む当面の飲料に加えてシーブリーズとガリガリ君ソーダ味を購入した。そして駐車場でガリガリ君にかじりついた。ガリガリ君ソーダ味ってこんなに美味かったっけ?と思うくらい衝撃的な美味さだった。

1泊2日の登山の疲れが僕の体を100円弱のアイスで感動できる状態にしてくれたようだ。これが良いことなのかは分からないが、とにかく衝撃的な美味さだった。

 

その後は長野自動車道から中央道に乗り継ぎ、順調に渋滞にハマった。それはもう酷い渋滞だった。

高速道路を埋め尽くす真っ赤に光るテールランプを見ながら僕は思った。

「蝶ヶ岳でもう1泊してたほうがよかったかも^^;」

コメント