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カンボジア旅行最終日はガイドは付けずに僕一人。
アンコール・ワットの周辺にある各種遺跡を回る大回りコースをチョイスした。
宿のロビーで出発の準備をしていたところ、偶然同じコースを予定している人と遭遇し、それなら一緒に行きましょう!という話になり、彼の手配していたトゥクトゥクをシェアさせていただくことになった。
プリア・カーン
プリア・カーンは「聖なる剣」という意味があるらしく、ジャヤヴァルマン七世がチャンバ軍との戦いに勝ったことを記念して建てられたのだとか。ちなみにこの遺跡は仏教を学ぶための場でもあったらしい。
雨の影響で中央の通路は泥でぬかるんでいて滑りやすくなっていた。
東塔門の左側の壁には巨大なガルーダのレリーフ。
首と右手のない門番のような像が立っていた。
珍しい二階建てのこの建物は図書館だったという説があるようだ。
この建物はガイドブックに載っていなかった。
なんか凄い木があったので撮ってもらった。
手前の折れた木の幹は死んでいるようだけど、その上に乗っかるようにして生えている木は今も元気に育っているようだった。
タ・ソム
タ・ソムは僧院だったようで、僧たちの住まいの痕跡が見られるのだとか。
タ・ソムの壁に彫られたデバターは耳たぶや髪の毛を持っていたり表情もポーズも豊かで面白い。
バイヨンで見た四面塔がここにもあった。
タ・ソムに行ったら撮ろうと思っていたリエップという木に覆い尽くされている東塔門をすっかり忘れてしまった。
道路が冠水・・・
タ・ソムから東メボンに移動する途中の道が、シェムリアップ川からの冠水で写真の通り水浸し・・・というか道路全体が川のようになっていた。
先行する車はちょうど橋を渡ろうとしているところ。
川と道路の境目がまったく分からなくなってしまっており、このまま進むべきかを悩む車やバイクが周囲に止まっていた。
これは先に進めないな・・・と思っていたら、僕たちのトゥクトゥクのドライバーはおもむろにゴムホースを取り出すとバイクのマフラーに差し込んだ。水がマフラーに入らないようにするための対策とのことだった。
そして水浸しの道を僕たちの載ったトゥクトゥクは水しぶきを上げながら直進した。
東メボン
東メボンは東バライという貯水池の中心部に位置した遺跡。東バライは東西約7キロ、南北約1.8キロの大きな貯水池だったらしい。
正直なところ、数日かけて遺跡巡りをしていると、どこに行っても石やレンガで違いが分からなくなってくる。
プレ・ループ
プレ・ループは「神の姿」という言葉に由来しているのだとか。東メボンと似た遺跡だけど、こちらは規模が大きい。
遺跡からの眺めもなかなか良い。
中央にある石槽で死者を荼毘に付し、火葬の儀式が行われていたらしい。この角度で分かると思うが、この遺跡の階段は結構急で登るのが大変だった。
この後に東洋のモナリザと呼び声の高いレリーフを持つバンテアイ・スレイに行きたかったのだが、観光最終日で時間が微妙だった事と、雨による冠水なども懸念されていたため、今回はパスすることにした。
プノン・バケン
プノン・バケンは山の上に建つ遺跡。
ここの夕日を見る為には17:30までにゲートを通過しておく必要があるらしい。
アンコール・ワットも見渡せる眺めの良さ。
しかし空は雲で埋め尽くされ夕日は見れそうにない。
飛行機の時間も近づいてきているため夕日は諦めることに・・・。
機会があればまた訪れたい。
夜の飛行機でカンボジアを発つため、宿代の精算や荷造りのためにいったんホテルに戻った。
飛行機に乗って日本へ
深夜にハノイ空港を出発。
朝の5時頃に機内食を食べて7時過ぎに成田空港に到着した。
はじめての海外旅行&一人旅だったけど大きなトラブルもなく楽しい旅だった。今回は観光に重点を置いていたため、ガイドを付けて遺跡を回った。
ある程度の行きたい場所には行けたが、行けなかった場所やまた行きたい場所、見れなかったもの(朝日や夕日)などがあるため、カンボジアにはまた行くことになると思う。
今度は雨が少ない乾季を狙いたい。
その時は宿だけ手配して予定はフリー。今回とは違った行き当たりばったりの旅をしてみたい。それなりにお金はかかったけど非常に有意義な時間をすごすことができた。
今回のカンボジア旅行のまとめ記事
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