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春秋航空の帰りの便は朝の9時前。
最終日である明日は早朝にホテルをチェックアウトして空港に移動しなければならない・・・というわけで、3泊4日の上海一人旅は今日が実質最終日。
本当は西塘(シータン)という水郷の町に行きたかったが、移動に時間がかかることと前日の蘇州の旅の失敗を引きずっていたため、遠出は避けて近場で済ませることにした。
向かったのはホテルから徒歩15〜20分くらいのところにある豫園。
豫園
ホテルを早く出過ぎてしまい8時過ぎに到着してしまった。
まだ店は開店前で観光客も少ない。
あまりにもすることがないため8時30分にオープンした豫園内の庭園に入ってしまった。庭園は蘇州でもう懲りたはずなのに・・・。
開園直後に入園したこともあって非常に空いていた。
誰もいない・・・。
普段ここはどれくらい混むのだろうか。
開園して間もない時間に来たから当然といえば当然だが観光客は殆どいない。
出会う人と言えば清掃中の従業員の方々くらいだった。
水の中は朝食のため混雑していた。
外に出るとだいぶ人が増えてきた。
豫園のような買い物スポットに来ておきながらこんなことを言うのもどうかと思うが、僕は観光地での買い物にあまり興味がない。
そんな僕がここに来た理由は 活気のある豫園の雰囲気を見ておきたかったから。
そしてこれ。
南翔饅頭店の小籠包
開店間もなくテイクアウトの窓口に行列ができる小籠包のお店。
このお店は1階部分がテイクアウト、そして2階と3階が注文して食事をするフロアになっている。フロアが上にいくにつれ値段と質が高くなるのだとか。
せっかくなので一番高いゾーンに突撃して小籠包を食べることにした。
一番高いエリアは日本語メニューもあり、日本語が通じる店員もいるため、安心して注文することができた。
豚肉の小籠包と、小籠包のは行ったスープ、エビアンで合計101元。
前払い。
ちょっと高いなと思ったけど、味は絶品だった。ペロリと平らげて店の外に出ると、テイクアウトの行列に並ぶ人々の人数が増えていた。
昼前になると朝の静けさはどこへやら。
食後に何か買っていくもの、買う価値のあるものはないかと歩いてみたが、結局これといって欲しいものも見つからなかった。
まだ時間は昼過ぎ。
この後の予定は何も考えていなかったため南京東路方面へ歩いてみることにした。
土曜日の南京東路
土曜日ということもあって、南京東路は人で一杯だった。
上海に来てから何度もここを通ったけど、この日が一番人が多かった気がする。 アップルストアも入口と出口を一方通行にするほどの大盛況だった。
南京東路を抜けて人民広場駅周辺へ。
人民広場駅から南京西路へ向けて歩き出そうとしたそのとき、写真撮影を頼む3人組が・・・。男2人と女1人の3人グループ。
例によって中国茶に話がシフトしてきたため丁重にお断りして立ち去った。外灘周辺では女性2人での活動が多かったけど、こういうパターンもあるのかと学習した。
しばらく歩いたところで引き返すことにした。地下鉄に乗ってで南京東路まで戻った。
ホテルからすぐの外灘をちょっと覗いてみた。
外灘はすごい人だった。
歩き疲れた僕はファミリーマートでビールを買いホテルで陽が落ちるまで休憩した。
上海最後の夜
明日は早朝にチェックアウトをして空港に向かうため、上海を楽しめるのも今夜が最後。
週末の外灘の夜は凄かった。
到着した日の夜に訪れた時はここまで混雑していなかった。
帰って行く人、これから来る人、入れ替わり立ち代わり。
夜の外灘は滞在中何度も見に行ったがとても綺麗。
向こう岸のビル群を眺めながら今回の旅に付いて振り返った。
今回の上海一人旅を一言で表すとすれば準備不足。
事前準備をもっとしておけばもっと上海を楽しめたはず。準備不足でも凄く楽しかったのだから・・・。
昨年のカンボジア一人旅も無計画と言えば無計画だったが、日本語が通じる宿で客は日本人ばかり。観光コースをまわるトゥクトゥクと日本語ガイドを手配したから、移動の心配も言葉の心配も不要だった。
でも今回は違った。
上海に来てからは日本語が通じて安心できる場所なんて無かったし、安心するための準備がなかった。もし無計画な行き当たりばったりの旅をするのであれば、言葉の問題をもう少し何とかしておくべきだった。
・・・とはいえ想像していた以上に色んなことがあり、これはこれで楽しかった。
夜の外灘をしばし堪能したあとはホテルに戻り明日の出発準備を整えた。
最後の晩餐もファミリーマートになってしまった。
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